【決闘編】

今回の企画が決闘とは知らず、
時間通りに待ち合わせ場所に来るチェック中村。

しかし、僕は待ち合わせ時間に遅刻しました。
イラ立ちを隠せない、チェック中村。
この男、すでに僕の術中にハマっています。
ワザと遅刻することで相手の士気を奪おうという立派な戦法。
まぁ、ただ単に下痢で藤沢駅で途中下車したりして、
トイレから出られなかっただけなんですけどね。
と、その時。

「待たせたな、小次郎!」
とピンク武蔵登場。

「貴様に決闘を挑む!」
やベぇ!俺、めっちゃ男らしい。
この時点でモテそう、と思ったのですが。

「やだ!」
遅刻してるし、いきなり小次郎とか言われても全く意味がわからない。
服の色もカブってるし、絶対にイヤダと言い張るチェック小次郎。
遅刻作戦、失敗!
ここでチェック中村がスネてしまうと勝負が出来ないので、
とりあえず謝ることに。

チェック中村様、お願いします。
この負け犬めと勝負をしてください。
「んー、そこまで言うなら勝負してやってもいいけどさぁ…あとでカキ氷オゴってよ」
なんとか機嫌を取り戻したので早速、決闘開始!

公平なジャッジをしてもらう為、
今回は僕らのモテ先輩であるカツオ先生にご協力していただきました。
この人に審判をさせたら右に出るものはいませんよ。
残念ながら巌流島ではないですが、江ノ島をバックにいざ勝負!

第一回戦は『紙風船チャンバラ』対決!
ルールは簡単。
相手の頭上にある紙風船を叩き割った方が勝ち。

勝負の前からヒートアップししすぎた僕らを冷静にさばくカツオ先生。
「両者開始線へ!」

こう見えても中学生時代、剣道部だった僕。
こんなド素人、瞬殺してやりますよ。

「スタート始めっ!」
威勢良く立ち上がり、構えるイルチャンティー。
チェック中村は変則の下段の構え。
頭上に風船があるのに下段に構えるなんてバカですよ、バカ。

ビシッ!
っと鋭い剣さばきでチェック中村の武器をはじき飛ばす僕。
「もらったぁぁぁ!」
勝機が見えた次の瞬間、
パーンッ!

ちょ…待っ…。
チェック中村、手使ったよね?
普通に手で俺の紙風船ブッ叩いたでしょ?
まじでカツオ先輩を呼んでおいて良かった…。
早くその卑怯なロン毛に反則負けを宣告してやってください。

「あんまよく見てなかった。チェック中村の勝ち!」
ええーっ!
でも審判の言うことは絶対なので諦めました。
俺がめっちゃスポーツマンで良かったね!

第二回戦は『ビーチフラッグ』対決!
うつ伏せの状態から合図と同時に全力疾走し、
数十メートル先に立っている旗を先に取った方が勝ちという勝負。

準備完了。
神経を研ぎ澄まし、カツオ先輩の合図にひたすら集中する。
「よーい…………ドン!」

ダーッ!

決死のダイブ!
砂まみれの僕の手にはしっかりと旗の感触が。

勝者、ピンク太郎!
やった!超ウレP!
これで1勝1敗。
勝負の行く末はまだわからない!

どんどんいきましょう。
第三回戦は『リフティング』対決!

ルール説明中。
とにかくボールを地面に落とすことなく、
頭や足を使ってボールを蹴り続けた回数を競う勝負。
いきなり本番の一回勝負です!

先攻、ピンク太郎。
 
ポーンと青い空に向かってボールが蹴り上げられる。
サッカー経験ゼロのピンク太郎。
結果、4回!

後攻、チェック中村。
 
あらよっと。
彼も同じくサッカー経験ゼロ!
ポーン!ポーン…ポトリ。
フォームはキレイでしたが回数は2回。

またまた勝者、ピンク太郎!
低いレベルでの戦いでしたが勝ちは勝ち。
このままたたみかけます!

第四回戦『すもう』対決!
せっかく砂があるので、やはり相撲で対決しておかないと。
すでに後がないチェック中村に我が国の国技で引導を渡してやろうと思います。
 
しっかりと土俵入り。

さぁ時間いっぱいとなりました。
数秒後にはヤツの巨体が土俵の外に転がっていることでしょう。

「はっけよい………」

「のこった!のこったのこった!」
お互いのまわしをがっちりとつかむ。
チェック中村をモンゴルまでブン投げてやろうかと思ったその時。

あら?

あららら?

ドテーン!

ごっつあんです!
僕はあっさりと負けてしまいました。
そりゃそうだ。
だってこの体格差。
あー、舞の海関って本当にスゴかったんだなぁ。
勝者、チェック中村!

これでお互い2勝2敗。
次の勝負で勝った方が今日のモテを独り占めです!
絶対に負けられない!

最終決戦『息止め』対決!
ルールはその名の通り、
海に潜り長く息を止めていられた方が勝ち!
つまり先に水から顔を上げた方が負けってことです。

海へ向かう男の後姿。
女性の皆さんはキュンとしまくっている頃でしょう。
もっとキュンとしてイイですよ!
最後の戦いを前に気合注入!



ドボーン!

先生、準備OKでーす!

「そんじゃ適当に潜って始めれば?」
最終決戦にふさわしい、
先生の緊張感あふれる合図で海に潜るイルチャンティー。

・・・・・・。

ザバーッ!
かなり早い段階で顔を上げたのはチェック中村。

「マジ無理。だって苦しいんだもん。息止めるなんて無駄!」
まぁあれこれ言っていましたが、
軍配は私ピンク太郎に上がりました。
嬉しさのあまり、のたうち回る!



ゴローン!

かなり際どい戦いではありましたが、
今回の決闘は3対2でピンク太郎の勝利!
あとはこの勝負を見届けていたギャルたちから声をかけられるのを待つのみ!
よっしゃ、モテっぞー!
と気合を入れて、
さらにのたうち回りながら待っていたのですが、モテる気配はいっさいナシ。
“イルチャンティーのオモテ参道”も今回で15回目ですよ。
幾多ものを挑戦を重ね、
今回のような死闘を繰り返してもモテることができないのなら、
これ以上モテチャレンジを続ける価値はあるのだろうか?
そんな自問を繰り返しながら、
シャワーを浴び、着替えて帰る用意をしていると後ろから声が。

「アノー。イッショニシャシン、イイデスカ?」
振り向くと、ナ・ナ・ナント金髪美女!
喜んで写真に応じる僕。
チェック中村がさびしそうだったので一緒に入れてあげました。
「アリガトウ!」
と言って走り去る金髪美女。
その姿を夏の思い出の1ページにしっかりと刻みこむイルチャンティー。
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