【井の頭公園編】
『花見の盛り上げ役=モテる』

この法則は正しかったはずです。
しかし、

この桜ムードに便乗すれば僕たちも余裕でモテることが出来るさ。
なぁに、桜ごときで浮かれている上に酒も入っている人たちを盛り上げるなんてワケないぜ。

という、ここ数回の成功が僕らの判断を鈍らせることに。
そうとも知らず、限られた数日間の桜の開花に予定を合わせ、
僕らは花見のメッカ、井の頭公園に集まったのでした。



天気・気温、共に最悪!

今までの撮影は全て天候に恵まれてきた『イルチャンティーのおモテ参道』ですが、
この日ばかりはあいにくの雨&気温も低め。
にも、関わらず撮影を強行しようとするイルチャンティー。
その結果…。


雨の中お花見をしている人たちなんていませんでした。
てゆーか、桜も結構散っちゃってました。



大きく肩を落とすどころか体ごとガックリ落とす結果に。
はるばる横浜からクソ重いラジカセを持ってきてくれたチェック中村。

「重てぇし、寒ぃし、腹減ったし、最悪…」

彼がヘソを曲げるとウルトラめんどくさいので、
僕は場所を変える提案をもちかけることに。

井の頭公園にはまだ桜の木があるじゃないか!
落ち込むのはまだ早いぜ、相棒!


たとえ1本でも桜が咲いていたら、きっとそこには花見客がいるさ。
たとえ1組でもお花見客がいたら、僕たちのパフォーマンスで温めてあげようぜ。
そう己に言い聞かせ、意気揚揚と井の頭公園を歩き回る。

さぁ来い、盛り下がっている花見客!

やっぱりお花見をしている人たちなんていませんでした。


そりゃ歩いてても寒いんですから、
桜もロクに咲いてねぇのに雨の中シートひいてじっと座って酒呑むなんて誰もしないだろ。
公園にいる人たちはせいぜい歩きながら散りまくる桜を眺める程度。



俺たち、ちょっとモテたくらいで天狗になってたな…。
桜の美しさに便乗し、ラクしてモテようなんて考えを持ったのがいけなかった。
自分たちの愚かさに気付き、うつむきながら井の頭公園を去ったのです。




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